各種社会保険の電子申請
電子申請の仕組みが整ってきたところに、立て続けに入社、退社手続きをしたので、自身の体験メモとして記述をば。
マネーフォワード社会保険から電子申請をしようとすると、必ず電子証明書を登録しないとできないようになっている。
私共のような零細中小企業にとって、電子署名を申請・登録するのはちょっと金銭負担が大きいので、GビズID(https://gbiz-id.go.jp/top/)を申請して取っておく。
GビズIDは、法務局で会社の印鑑登録証明を出して(有料)もらって、申請書類とともに郵送して不備がなければもらえる。
マネーフォワード社会保険は現在のところ、GビズIDやe-GOvに対応していないので、電子申請する場合、マネーフォワードで作成した画面を参考にして別のアプリで書類を作成し、送信することになる。従業員が10人程度ならこれで十分さばけるかと思う。
別アプリでの電子申請の方法としては2つ
もう一つはe-Gov(https://shinsei.e-gov.go.jp)アプリケーション。
ダウンロード、インストールして使う。起動させると、e-Govでログイン画面が出てくるが、画面下にGビズIDでログインボタンがあるのでそこからログインする。
健康保険・厚生年金の資格取得届、喪失届や、賞与支払届、月額算定基礎届など、電子申請だと早いし郵便料金もいらなくて楽になった。こちらは届書作成プログラムからデータを作成すると楽。
最初に健保・年金の事業者番号や従業員の基本情報などを入力、登録する。その後必要な届書のタブを選択して入力、保存。
電子申請用の提出ファイルを作ると、総括表作成時にナンバーが振られたフォルダが作成される。そのフォルダの2階層奥に「SHFD0006」というファイルが作成され、これが主な申請内容を記したファイル。これが送信する主体。
ちなみにこのファイル、賞与支払届であろうが、喪失届であろうが、同じ日に複数作成したものであろうが、別の日に作成したものであろうが、必ず「SHFD0006」が作成される。
雇用保険被保険者資格取得、資格喪失も電子申請できる。こちらは、e-Govから申請書類を作成するほうがわかりやすい。
資格喪失の場合は、離職票も作成可能。添付ファイルに賃金台帳(基本6か月分)、出勤簿(基本12か月分)、あと、電子申請ならでは必要な書類として、「離職証明書の記載内容に関する確認書」をダウンロードして退職者に書いてもらい、スキャンして添付する。
詳しい書き方は、労働局のホームページに離職票や電子申請のPDFマニュアルが用意されている。読んで勉強あるのみ(はぁ…)
うっかり賃金台帳や出勤簿を添付せずに申請したら、後で電話がかかってきてそれら全部をFAXで送信する羽目になった…。紙がもったいないので、ぜひPDF添付をお忘れなきよう。
賃金台帳も、出勤簿もマネーフォワードで作成できる。賃金台帳はマネーフォワード給与の「帳票一覧」の、帳簿作成・保管義務のある書類にリンクあり。
出勤簿は、マネーフォワード勤怠の「全件管理者メニュー」の左縦メニュー中の「連携」で「エクスポート」
一番下のPDFファイル出勤簿の「エクスポート」をクリック、「従業員を指定して複数月の勤怠を出力」で期間等を設定し、一番下のエクスポートをクリックすると必要な出勤簿が出力できる。
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