事業用と私用口座を分けていなかった期間の残高が合わない
お世話になっております。アフィリエイト事業をやってる個人事業主です。
【質問】
口座を分けていなかった期間の仕訳で実際の残高と合わなくなってしまいます。差額はプライベート支出分だと思いますが、どう処理すればいいかアドバイスお願いします。
【状況】
・1~4月まで事業用口座とプライベート用口座を分けておらず、兼用の口座Aで入出金しておりました。以下口座Aと呼びます。
・5月から事業用口座Bを開設し、以後事業に関する入出金は全てこちらで仕訳をしており、こちらの残高は実際の通帳と一致しているので5月以降は問題ないと思われます。
色々調べた結果、口座Aは事業に関する仕訳だけして、プライベートな支出は仕訳をしなくてよいという情報を知ったので
事業に関する支出(クレカで支払ってます)は
○○費/事業主借
売上は
報酬確定日:売掛金/売上高
入金日:普通預金(補助:口座A)/売掛金
で仕訳をしていましたが、結局プライベートな支出も仕訳しなければ実際の通帳の残高よりも大きくなってしまい数字が合いません。
①この場合のプライベートな支出の取引を登録するとしたら、どのような仕訳になりますでしょうか(現金を下ろすorクレカ支払いです)
②売上の仕訳は上記のような形でよろしいでしょうか?(事業用口座Bと同じ仕訳です)
そもそもこの場合、兼用口座Aの残高は貸借対照表に計上しないようなのですが、このやり方ですと、事業用の口座Bと合算されて貸借対照表に記載されてしまいます。
③この口座Aの残高が口座Bと合算して貸借対照表に入っていても良いのか?
④そもそもこの仕訳方法自体が間違いで、この口座Aを事業用とみなして
・事業に関する支出
決済日:○○費/未払金
引き落とし日:未払金/普通預金
・プライベートな支出
決済日:事業主貸/未払金
引き落とし日:未払金/普通預金
にするべきですか?
⑤この際のクレカ引き落とし日の仕訳は一月分まとめてもよいか?
売上額と経費になる額は把握しているので、恐らくですが計算された所得金額自体はあってると思います。この残高だけなんとか合わせたいと思っています。
以上、拙い文章ですが答えられる範囲でアドバイスいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
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青色申告初心者さま、こんにちは。
記載内容をみてわかる範囲でご提案いたします。まず、クレジットカードでプライベートの支出と事業用の支出がある場合、クレジットカードの引き落とし口座が事業用口座(資産として登録している口座)か、そうでないかで仕訳内容が異なります。
(1)クレジットカードの引き落とし口座が事業用口座の場合
まず、クレジットカードで支払った際に「未払金」で登録し、引落時に引き落としの仕訳を入力します。
プライベートの支出の場合、クレジットカードで支払った際の仕訳で借方に「事業主貸」を選択します。事業主貸 / 未払金 という状況です。
そうすることで、最終的に事業用の口座からプライベートの物品を購入したという取り扱いにできます。
この場合、残高を合わせるために基本的には全てのクレジットカードの支払いを入力します。
Q. 【支出】クレジットカードで決済した場合の仕訳(2)クレジットカードの引き落とし口座がプライベートの口座の場合
クレジットカードで支払った際に、「事業主借」を選択します。消耗品費/事業主借 という状況です。
そうすることで、プライベートの資産を使って事業用の物品費などを支払ったという扱いになります。
この場合、残高を合わせる必要はないため、事業用の物品費などを支払った場合のみ入力します。>①この場合のプライベートな支出の取引を登録するとしたら、どのような仕訳になりますでしょうか(現金を下ろすorクレカ支払いです)
⇒上記の通り、クレジットカードの引き落とし口座が事業用口座(資産として登録している口座)か、そうでないかで仕訳内容が異なりますので実際の内容に沿った仕訳方法をご選択ください。②売上の仕訳は上記のような形でよろしいでしょうか?(事業用口座Bと同じ仕訳です)
⇒はい、普通預金 / 売上高 という形で一般的には記入します。>そもそもこの場合、兼用口座Aの残高は貸借対照表に計上しないようなのですが、このやり方ですと、事業用の口座Bと合算されて貸借対照表に記載されてしまいます。
ただし、売上の振込先として口座Aを指定している状況で、かつ資産として登録している口座では無い場合には、プライベートにお金を入れている状況になるので、下記のように記入します。
事業主貸 / 売上高
③この口座Aの残高が口座Bと合算して貸借対照表に入っていても良いのか?
口座Aを事業用口座として貸借対照表に計上させる場合には入っているのが正しく、そうでは無い場合には入っていないのが一般的には正しいということになります。
④そもそもこの仕訳方法自体が間違いで、この口座Aを事業用とみなすべきですか?
こちらは具体的状況をもとにご判断いただく必要があるかと思います。
もし不明な場合には、通帳や作成中の確定申告書などをもって、税理士の方や青色申告会などの専門家にご確認いただく事をお勧めします。⑤この際のクレカ引き落とし日の仕訳は一月分まとめてもよいか?
クレジットカードの引き落としについては、通常1ヶ月に1度になるかと思いますので、ご記載のとおりその際に合計金額を仕訳する流れとなります。
お役に立てれば幸いです。よろしくお願いいたします。
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竹下様
分かりやすいご解説ありがとうございます!
ご教示下さった(1)の仕訳で事業とプライベートで兼用していた期間の口座Aの残高が合いました!
もう1点お聞きしたいのですが、この口座Aはプライベート用になった後は仕訳が一切無いので、推移表を見ると、これ以降残高がずっと同じ状態が続きます。(実際はプライベートの支出分だけ減っています)そこで
①事業用と私用で兼用していた月の残高を最後に、口座Aの残高は最後まで固定されたままでもよいのでしょうか?
②それとも最後に口座Aの残高に何らかの処理が必要でしょうか?
プライベート用になった段階で事業主貸 / 普通預金(口座A)残高全額 で残高を0にしてしまうという情報もあったのですが、上記①②どちらが良いか・どちらでもよい等はございますか?
貸借対照表上では合計は変わりませんが、期末の普通預金の値が増えるか、事業主貸の値が増えるかどちらかになると思います。口座Aは売り上げも含めて、そこそこ入っていたので上記の方法で口座Aの残高を0にすると事業主貸が結構(数百万)増えてしまいますが、それでも問題はありませんでしょうか?
因みに”資産として登録している口座”についてですが、「登録済み一覧に連携されてない口座だけど、なぜか補助科目として出てくる口座」なので、事業用口座とみなしました。登録したクレカ以外の入出金は手動で入力しています。
もしよろしければご回答の程よろしくお願いいたします。
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